多くの企業で研修やワークショップにおいて様々な方法論を用いて実施されるチームビルディング。
チームビルディングの研修はタイムリーにメンバー個々人の「視座の広がり」を生じさせます。一方で、この「視座の広がり」は極めて一過性であり、継続的な変化として個々人に定着しない場合もあります。
今回はチームビルディング研修として「ペーパータワー」を実施し、
- ネガティブな状況下でのポジティブな発想
- チームトークの重要性
- PDCAの必要性
- チームで競争を勝ち抜く喜び
以上の体験を通じて、チーム(で動くこと)の必要性を理解することができるような研修を実施しました。
RAXUS MINDを実践知として120%で機能させるカギ
「RAXUS MIND」のより強固な文化的定着のカギは「精緻化見込みモデル」にあります。
説得(変化)の本質を探る論としてメジャーな「精緻化見込みモデル」では、メッセージが個人の周辺ルートを介在した場合は「一過性の変化」となり、中心ルートを介在した場合には「継続的な変化」となります。
定期的に実施しているチームビルディング研修によってRAXUS MINDがメンバー個々人のなかで中心ルートを介在した継続的な変化を持ち、実践知としてより強く定着するためには、
- メンバーのスペック(自発的に学ぶ意欲・高い関心度・受容する能力など)
- 経営層の「明確な意図」
それぞれが存在していることが不可欠と言えます。
“精緻化”、すなわち中心ルートを介在した態度変化が生じるカギはメンバー一人ひとりの情報処理に関わる動機付けと処理能力に依拠するところが極めて大きいです。
チームビルディング研修を継続的に実施することにより、
- チームの必要性に関する予備知識
- RAXUS MINDを含むメッセージの反復
この二つを軸にメンバー一人ひとりの情報処理スペックを高めることで“より好意的な”態度変化を促す施策を、理論と実践のバランスを維持しながら継続していければと考えております。