企業の一員としてバリューを発揮する事とスポーツで結果を出すことは「高い目標(挑戦)」「コミットの為の努力」「スピード感」という共通のキーファクターがあると言われますが、今回はその真意に迫るべく、当社で甲子園・全国大会等高い目標を目指してスポーツに取り組んでいた3名にインタビューを実施致しました。
当時真剣にスポーツに向き合った三人はどのような考えをもって今仕事に向き合っているのか?ぜひ最後までご覧ください!
―プロフィール
■阿部 悠二(あべ ゆうじ)※写真中央
小学校~高校まで野球部に所属。高校では甲子園にキャッチャーとして出場する。高校野球引退後、コーチとして中学生の強豪クラブチームの指導を行い、全国優勝に導く。ラグザスグループでは営業リーダーを経て新規事業営業を行う等幅広く活躍。
■浦里 竜二(うらさと りゅうじ)※写真左
小学校~大学までバスケットボール部に所属。高校・大学では全国大会に選抜メンバーとして出場する。ラグザスグループではマーケティング営業部にて営業企画・統括や顧客折衝などを担う。
■森 宏人(もり ひろと)※写真右
小学校~大学までサッカー部に所属。中学校で関西選抜に抜擢され、高校では強豪校にて全国大会を目指す。大学では全国大会を目指すサッカー部の一期生として入部。ラグザスグループではマーケティング・営業・新規事業立ち上げなど幅広く活躍。
―まずは改めてどんな競技・ポジションをされていたのか教えてください!
阿部:私は小学校~高校まで野球をしていて、その中でもキャッチャーを担当していました。小中学校では地元大阪の学校で部活動を行っていましたが、高校は山口県の強豪校に入学し、寮生活を3年間続けていました。
浦里:私は小学校~大学までバスケットボールをしていて、ポイントガードといういわば司令塔のポジションを16年間担当していました。私も小学校~高校までは地元長崎で部活動を行っていたのですが、大学で関西の一部リーグ所属の強豪校に入学しました。
森:私は小学校~大学までサッカーをしていました。ポジションはどちらもボランチといって、お二人と同じく司令塔の役割を担っていました。高校からは岡山の強豪校で3年間の寮生活を過ごし、その後大学では将来的に全国リーグ優勝を目指すサッカー部に一期生として入部しました。
―皆さん地元を離れて部活動に打ち込んでいたようですが、その中でどんな事を目標に取り組まれていたんですか?
浦里:小学校・中学校では九州大会、高校・大学では全国大会を目指して取り組んでいました。
阿部:私の場合は高校で甲子園・国体に出場する事をとにかく強く目指していました。
森:私も浦里さんと似ているのですが、小学校・中学校では関西大会、高校では全国大会を目指して取り組んでいました。そして大学で一期生として入部したサッカー部では一期目ながらもリーグ優勝を目指して取り組んでいました。
―皆さん全国レベルの高い目標に向けて努力を続ける中で、挫折しそうになった事もやっぱりあったんですか?
阿部:もちろん幾度となくありました。特に私の場合は高校1年の時から試合メンバーには常に入るものの、ベンチメンバーには入れない時期が続いていました。
更に追い打ちをかけるように2年秋の最も大切な時期に練習メンバーからも外されてしまったんです。その時期は練習にも参加させてもらえず、練習中はただひたすら場外の草むしりしか出来ませんでした。(笑)
それでも何とか自分も出場メンバーとしてチームの目標達成に貢献したいという想いを諦めきれず、毎日早朝・深夜にひたすら一人で練習を行ったり、メンバーからの強い信頼を得るために一人一人と一対一で話す時間を毎日捻出したりと必死で自身の出来る事に取り組みました。その結果3年の甲子園ではベンチメンバーに選抜され、甲子園に出場する事が出来ました。
▼現役時代の阿部(中央)
浦里:私も数えきれない挫折がありましたね。(笑)私の場合はどちらかと言うと阿部さんとは逆で、高校までは常にスタメンとして試合に出場していたんです。
それが大学に入って人生で初めてメンバーを外されてしまったんです。比較的運動神経も良く高校まではある程度のポジションを自然と担えていたのですが、大学では周囲のレベルが更に上がった事で、運動神経だけでは勝負出来ない事を痛感させられました。そこで周囲と同じ事をするのではなく「自身だけのバリュー」を探すようになったんです。
結果として見つけた「自身のバリュー」は“ディフェンス力”だったので、そこを強化するために練習後に周囲がやりたがらない地味な基礎体力の叩き込みを毎日徹底的に行いました。結果として大学でもスタメンとして全国に出場する事が出来ました。
▼現役時代の浦里
森:高校の選手権メンバーに選抜されなかったことが最大の挫折でしたね。元々プロを目指してサッカーをしていたので、正直夢を絶たれた感覚があったといっても過言ではなかったと思います。
それでも「全国大会出場」という目標を諦める事が出来ず、私の場合は「全国大会出場」のための0→1を創り出す事に視点をシフトしたんです。具体的にはこれからサッカー部を設立し全国を目指し0から強化していく大学をあえて選択し、一期生として入部しました。創部当時はリーグ4部からのスタートだったんですが、自身の細かいプレーを活かして選抜メンバーとして活躍する事で、私が卒業するころにはリーグ二部まで昇格し、現在は一部リーグに昇格しています。
▼現役時代の森
―皆さん大きな挫折を乗り越えてきたんですね!正直その時諦めようとは思わなかったんですか?
阿部:諦める諦めないの前に「やるしかない」という感覚の方が大きかったと思います。
浦里:「やるしかない」という感覚は私も強くありました。それと併せて全国出場という目標を目指してあと少しで届かない悔しい経験を多くしてきたからこそ、むしろ絶対に諦めたくないという気持ちも大きかったです。自分自身高校の引退試合で残り0.2秒で逆転負けした経験があったんですが、そういった経験が挫折を乗り越えた一番大きなバネになっていたと思いますね。
森:目標に対する執着心というか、手段を柔軟に変えながらなんとか達成したいという気持ちが強かったですね。
―そんな皆さんがこれまでの仕事を選択する際に大切にしていたことを教えてください。
森:企業全体が高い視座を持ちにそこに対して積極的な挑戦が出来る環境があるかという所ですね。自分自身「全国大会出場の当事者になる」事を目的に初めは選手としての出場を目指し、最終的には全国出場チームの0→1を創るところを担ったりと、色んな角度から挑戦を続けてきました。その為、仕事においても高い視座とそこに対する強い挑戦心がある企業を選んでいました。
阿部:企業の目指す姿に共感できるか・そしてそれを本当に実現出来ると感じられるかですかね。自分の野球人生を振り返ると「甲子園出場」という高い目標への強い共感があったからこそ長年頑張ってこれたと思うんです。仕事においてもそれは同様で、目指す目標・姿への強い共感があるからこそ、そこに向けて自身も全力を出せると感じていました。併せて、「目標」は「達成」を前提としてあるものだと思うので、「目標を達成できる環境なのか」も大切にしていましたね。具体的には、企業の成長性、実際の社長・社員がどれだけその目標の達成に対しての本気度を持っているのか、その上で実現出来ると考えているのかを総合的に見ていました。
浦里:森さんの言う高い視座に対する挑戦心と、そもそもその目標への共感というのは私もとても大切にしていました。私の場合それに加えて、目標に対する「スピード感」がある事も非常に重要視していました。自分自身、高校で周囲のレベルやスピード感が大きく変わったタイミングで、自身の成長スピードも大きく変わったので、自身が社会においても価値を発揮する人であり続けるためにも非常にこの点は大切にしていましたね。
―皆さん「高い目標(挑戦)」「コミットの為の努力」「スピード感」を大切にされているようですがなぜそれを大切にしていたと思いますか?
阿部:純粋に努力をしなくても達成できそうな目標に対して、決まったことをするだけでは物足りないと感じてしまう所もあると思います。(笑)
森:「挑戦」をする事のつらさ・しんどさは長年の部活動の経験から身をもって体感した部分ではあるのですが、それ以上に挑戦を続けて目標に一歩近づいた時に一番やりがいを感じるのでそれを常に求めている感覚ですね。
浦里:お二人のおっしゃる通りだと思います。高い目標に向けてとにかく努力をし、その過程を経験するからこそ圧倒的な自己成長も生まれますしね。
―改めて皆さんが考える「スポーツ」と「仕事」の共通点って何だと思いますか?
浦里:「同じ目標に向かってチームで強くコミットする」ことですかね。また、その中で他者と競い合ったり、切磋琢磨しあう事で一人一人が成長し結果として企業全体が成長し目指す目標に近付いていくという点もスポーツに近いと思いますね。
阿部:私は「目標の達成に向けて本気で向き合う事」だと思います。野球の時以上に競合が多い社会で目標の達成に向けて取り組んでいくわけなので、生半可な気持ちでは到底達成できません。だからこそスポーツをしていた時に培った「目標に対して本気で向き合う力」を使ってより大きな規模で目標達成を目指すのが「仕事」なんじゃなでしょうか。
森:「目標から逆算して戦略を立てる」事ですかね。特に私の場合はサッカーでも司令塔としての役割を担っていたので、勝つためには何本シュートを打ってどこからシュートを攻めていくべきか、という戦略は常に考えるようにしていました。仕事もまさに同じで、目標から逆算した戦略をベースにとにかく実行し、達成に向かっていく。それを繰り返す事でより高い目標の達成を実現可能にしていくのが「仕事」だと思います。
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