神戸大学 経営学部卒業。学生時代は馬術部に所属し、全国大会出場を目指す。就活時代は、自分の為の仕事ではなく、「誰かの笑顔をつくるために働きたい」と考え、2024年4月に新卒1期生としてラグザスに入社。現在は、サービスの1つである「ゴールドコースト留学ドットコム」に携わる。
「ポジティブな感情であふれる社会」を実現したい
まずはじめに、今どのような「想い」や「夢」を持って仕事をしていますか?
私は、「今よりもポジティブな感情であふれる未来」を仕事を通じて創りたいと考えています。それを思い始めたのは学生時代からなのですが、打ち込んでいた部活動では後輩やチームメンバーの笑顔や成長を生み出すことに非常にやりがいを感じていました。さらにその過程で自分も主体的に考え、支援できた事こそが自身の成長に繋がったと感じました。そしてその成長を感じた時に自分としては最もワクワク感を持っていたんですよね。社会人になっても自分が働きかけることによって周りの人が成長したり、笑顔になったりする瞬間をより広い範囲で創りたいと思っていました。
そのために今どんなことに挑戦していますか?
今は『ゴールドコースト留学ドットコム』というサービスに携わっています。オーストラリアへの留学やワーキングホリデーの支援を行っており、留学支援を通じて人々の選択肢を増やし、可能性を広げていくことに挑戦しています。日本では自己成長のための選択肢として海外留学に興味を示す若者が増えています。そのような若者が安心して挑戦ができるサポートを行い、悔いのない留学生活を送る手助けをすることが私たちのミッションです。
現在はWebマーケティング業務を中心に行っており、留学をしたい人が何を知りたいのか、どんなことに困っているのかを想像したり調べたりしながら広告施策を考えています。
オーストラリアでの現地視察。さらに当事者としてサービスを創るために
どのような経緯でオーストラリア視察が決まったのですか?
留学支援サービスに携わることになった当初から、いつかは実際に自分も現地に行きたいとは思っていました。というのも私自身留学に行った経験がないので、今まで広告施策を考えている中でもどこか伝える情報に現実味が欠けている感覚がありました。それを自分が経験することでさらに現実味を持って留学の魅力や現地の情報をユーザーに伝えることができるのではないかと思っていたのです。そして上長の提案もあって入社4か月というかなり早いタイミングで現地視察に行くことができました。
1人でオーストラリア視察に行くことに対してどんな感情でしたか?
視察が決まったときは不安ももちろんありましたが、どちらかというと嬉しさの方が大きかったです。一人で海外に行ったことがないなかで、いきなりオーストラリアに行くことになったのでうまくやっていけるかと不安な気持ちもありました。しかしそれよりも現地を実際に見れるということに対しての嬉しさやワクワクが強かったです。今までは1次情報ではなく、調べた情報や現地スタッフからの情報をもとにユーザーへ発信していたので、完全にはイメージできていない部分もありましたが、それを実際に体験できる嬉しさが強かったです。あとは、業務でオーストラリアや留学のことを知れば知るほど自分も好きになっていったのでそれを体験できるということに対してシンプルにワクワクしていました。(笑)
どのような目的を持って現地視察に臨みましたか?
ユーザーに向けて正確でリアルな情報を届けるために、現地の情報を獲得し、そして自分が実際に体験して肌で感じるということを目的にしていました。やはり『ゴールドコースト留学ドットコム』の魅力は現地にスタッフがいて現地のリアルな情報を届けられることだと自負しています。ですのでその魅力をしっかりと発揮できるように自分自身も現地のことをよく知る必要性を感じていました。
現地で印象に残ったことや気づいたことを教えてください。
学校視察
まず一つは学校視察です。実際に『ゴールドコースト留学ドットコム』でサポートしている方々が通っている語学学校や大学に視察へ行きました。さらに語学学校では実際に授業も受けさせていただきました。
複数の語学学校を視察し、どの語学学校もすごく良かったのですが、空気感や学生のキャラなど肌で感じる雰囲気に違いがあることがわかりました。ある学校は生徒が積極的に発信し英語の質問がどんどん飛び交い、にぎやかな授業が印象的でした。一方で、ある学校は静かに考える時間がありつつも、コミュニケーションをしっかりととる時間もあるといったメリハリがある環境に感じました。この点から思ったこととしては「良い語学学校はどれか」という視点ではなく「その人に合う語学学校はどれか」という視点が重要だということです。実際に授業を受けたからこそ、ユーザーに学校をおすすめする際は、雰囲気や空気感などリアルな情報を含めてその人に合った学校を提案できるのではないかと思いました。
現地スタッフとの仕事
もう一つは現地サポートスタッフの仕事を学ぶということです。現地スタッフと留学生の面談に同席し、どのようなスタンスでサポートしているのか、どのような情報を提供しているのかを学びました。
留学生とコミュニケーションをとっている様子を見て感じたのが、正直に誠実に情報を届けているということで、本当に留学生のためになる提案やアドバイスを本気でしているのが印象的でした。日本からでも現地学校のホームページを見ることはできますが、なかなか雰囲気などのリアルな部分まではわかりにくかったりします。そういったリアルな情報提供や、時には学生にとっては厳しく感じるような提案もしている姿を見て、改めてユーザーファーストなサービスだと実感し、このサービスがもっと好きになりました。そしてそんなサポートを自分もしていきたいと強く思いました。
その他に、現地に行ったからこそ気づけたことを教えてください。
自分が留学に行ったことがないからこそ、留学生が感じるワクワク感・ドキドキ感・不安感などを体験できてよかったです。飛行機に一人で乗ることや現地での移動など、自身も不安や心細さを体験しました。(実際に電車が途中で止まるというプチトラブルも経験しました。笑) だからこそユーザーはどんな部分が不安で、どんな部分に困っているかということを的確に捉えたうえで、サポートやアドバイスをしていきたいという気持ちになりました。
また、シンプルに「留学って素晴らしいな」と思いました。語学学校は様々な国から学生が集まってくるので共通言語が英語しかありません。人によってはまだ拙い英語しか話せないなかで、様々な価値観やバックグラウンドを持った世界中の人たちがとても楽しそうにコミュニケーションをとっている姿が印象的でした。そんな貴重な経験ができる留学の素晴らしさを肌で感じましたね。
あとは、オーストラリアの素晴らしさも再認識しました。特に人の優しさと自然の壮大さを感じました。飲食店で注文ミスをしてしまったときにわざわざ指摘してくれて店員さんを呼んでくれたり、海で黄昏ているときに声をかけてくれたり現地の人の温かみを感じました。だからこそ留学先として安心しておすすめすることができると感じました。また、海が本当にきれいだったのが印象的で、日本では見たことのないような景色でした。こんな素晴らしい経験を届けられる仕事をしているんだと感動しましたし、もっと多くの人にこの経験を届けるために、これからももっと頑張りたいという気持ちにもなりました。
ユーザーの可能性を広げるサービスを目指して
この経験をもとに今後どういうサービス像を目指していきたいですか?
今回の視察を通じて、大きくビジョンが変わったということはありません。留学やオーストラリアの素晴らしさを肌で感じることができ、その体験をもっと多くの人にしてもらいたいという気持ちが強くなりました。
さらに今後は、留学に興味を持っている人を全力でサポートすることはもちろんですが、留学というものが選択肢になく「留学にいくなんて思ってもみなかった」という人たちにもなにかきっかけを提供できるような未来を創りたいと思っています。例えば高校生など留学というものがまだ身近にないような方々にもその素晴らしさや意義を伝えていきたいです。
若いうちから異国の地に行き挑戦するということは、何事も一人で何とかしないといけない状況がとても多いので、語学力はもちろん、様々な力が身につくと思います。特に私が思ったのは、自分以外の人の立場を想像したり、多様な価値観を知ることができるという点です。例えば、日本では海外の人は少数派ですが、留学に行くと今度は自分がその少数派になります。そのようにいろいろな立場を経験することで他者への想像力が身につくのではないかと思っています。そして、その経験自体が成長につながりますし、その人の可能性を広げることにつながるんじゃないかと思います。
「価値観が広がる」というと月並みな言葉になってしまいますが、多様な価値観を受け入れることができる人材が育っていくことによって、多様な価値観やバックグラウンドを持った人たちが活き活きとするような世の中になっていくのではないかと考えています。
仕事を通して成し遂げたい夢については変化しましたか?
「今よりもポジティブな感情であふれる未来」という夢は変わっていません!それを成し遂げるために留学支援を通じて人々の選択肢を増やし、可能性を広げていくという目標のイメージがさらに深まったと思います。留学自体が夢という人もいるので夢の実現の場を提供すること、そして留学という成長の機会をもっと多くの人に提供していきたいという意思が強くなりました。
このオーストラリア視察を通して、留学自体がポジティブな経験だと実感しましたし、留学中にしんどいことや辛いことがあってもその先には必ず成長というポジティブな要素があると感じました。そんな経験をサポートできるというこの仕事は、「今よりもポジティブな感情であふれる未来を創る」という自分の夢につながっていると改めて思いました。
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